「大学の卒業式、みんな行くものなのかな」「友達がいないから一人で参加するのが不安」と、出席するか迷っていませんか。
せっかくの節目だから行ったほうがいい気もする一方で、費用や予定、家族の気持ちなどを考えると、なかなか決めきれないですよね。
大学卒業式に行かない人は、決して少数すぎるわけではありません。ただし、あとから「行けばよかった」と感じないためには、周りに合わせるのではなく、自分にとっての卒業式の意味を整理することが大切です。
この記事では、大学卒業式に行かない人の割合の目安や欠席する主な理由、後悔しにくい決め方をわかりやすく紹介します。
出席でも欠席でも、自分が納得できる選択をするために、まずは気持ちと状況を一緒に整理していきましょう。
この記事でわかること
- 大学卒業式に行かない人の割合の目安と、統計を見る際の注意点
- 人間関係・日程・費用など、卒業式を欠席する主な理由
- 卒業式を欠席して後悔しやすい場合と、一人でも参加しやすい方法
- 欠席を決めたときに確認したい大学への連絡や学位記の受け取り方法
大学卒業式に行かない人は1〜2割が目安とされるが全国一律の統計はない

大学卒業式に行かない人の割合は、おおよそ1〜2割程度と紹介されることがあります。
ただし、これは全国の大学をまとめて調べた公的な数字ではなく、大学ごとの案内やアンケート、体験談などをもとにした参考値です。
「みんな出席するはず」と思い込む必要はなく、欠席する人も一定数いると考えておくとよいでしょう。
公的な全国統計がなくネット上の割合は参考値にとどまる
大学卒業式への出席状況について、全大学を対象にした国の統一的な統計は一般的に公表されていません。
そのため、インターネットで見かける「欠席は○%」「ほとんどの人が参加する」といった数字は、調査対象や時期が異なる可能性があります。
たとえば、特定の大学の卒業生だけを対象にしたアンケートと、複数の大学生を対象にした意識調査では、同じ「卒業式に行かない割合」でも結果が変わりやすいです。
また、回答した人の数が少ない調査や、個人の投稿を集めた情報だけでは、全体の傾向を正確に表しているとは限りません。
ネット上の割合は「自分だけではない」と知るための目安として受け取り、絶対的な基準にはしないことが大切です。
| 情報の種類 | 見方のポイント |
|---|---|
| 公的な統計 | 全国一律の卒業式出席率としては確認しにくい |
| 大学が示す参加人数 | 自分の大学の雰囲気を知る参考になりやすい |
| 学生向けアンケート | 対象者の属性や人数によって結果が変わる |
| 体験談・投稿 | 個人の経験として参考にし、全体の割合とは分けて考える |
特に、卒業式の開催後に大学側が参加人数を公表しない場合、外部から正確な欠席者数を把握することは難しくなります。
数字だけを見て判断するよりも、自分の大学の式典案内や周囲の様子を確認するほうが、実際の状況に近づきやすいでしょう。
大学や学部、開催形式によって出席率は変わる
卒業式の出席率は、大学の規模やキャンパスの場所、学部の雰囲気によっても変わります。
学生数が多い大学では、全学部合同の大きな式典に加えて、学部や学科ごとの行事が用意されることもあります。
一方で、少人数の学部や学科では、学生同士や教職員との距離が近く、式典への参加者が多く見える場合もあります。
会場の定員の関係で学生本人のみ参加できる形式、複数会場に分かれる形式、配信を活用する形式など、開催方法にも違いがあります。
こうした条件が異なるため、ある大学では欠席が目立たなくても、別の大学では参加者が多いように感じることがあります。
- 大規模な全学式典か、学部・学科ごとの式典か
- キャンパスと式典会場の距離
- 午前・午後の二部制など、当日の開催スケジュール
- 学生本人以外の入場に関する案内
- 式典の配信や記録撮影の有無
また、同じ大学であっても、年度ごとの会場や運営方法によって参加しやすさは変わります。
過去の卒業生の様子だけで今年の出席率を決めつけず、自分の年度に届く大学からの案内を確認することが安心です。
卒業式に行かない人が1〜2割ほどいるとされるのは、あくまで幅のある目安です。
周囲の参加状況が気になるときは、数字を気にしすぎるより、自分の大学ではどのような式典が予定されているのかを知ることから始めてみてください。
卒業式の欠席は珍しい選択ではなく卒業資格や成績にも通常は影響しない

大学の卒業式は、学びを締めくくる大切な式典ですが、欠席したことだけで卒業資格や成績に影響することは通常ありません。
必要な単位の取得や卒業論文など、大学が定める卒業要件を満たしていれば、式典に出席しなくても卒業できるケースが一般的です。
ただし、大学によっては学位記の受け取りや各種書類に関する案内があるため、式典を欠席すると決めた場合でも、大学から届く連絡は最後まで確認することが大切です。
卒業要件を満たしていれば式典に出なくても卒業できる
卒業できるかどうかは、基本的に卒業式への出席ではなく、在学中の学修状況によって決まります。
たとえば、必要単位を修得していること、必修科目を終えていること、卒業論文や実習などの条件を満たしていることが、卒業判定では確認されます。
卒業式は、卒業が決まった学生を祝うための式典であり、授業や試験のように出欠や評価がつくものではない場合が多いです。
そのため、体調や予定などの事情で参加が難しいとしても、卒業式を欠席すること自体を必要以上に心配しなくて大丈夫です。
成績についても、式典に出席したかどうかで評価が変わることは通常ありません。
すでに確定した単位や成績をもとに卒業判定が行われるため、卒業式当日の参加・不参加は学業成績とは別のものとして扱われます。
| 確認したいこと | 卒業式との関係 |
|---|---|
| 必要単位の修得 | 卒業判定に関わる |
| 必修科目・卒業論文・実習の完了 | 学部・学科の条件により卒業判定に関わる |
| 卒業式への出席 | 通常は卒業資格や成績に直接関わらない |
| 学位記・卒業証明書の受け取り | 大学ごとの案内確認が必要 |
なお、卒業要件を満たしているか不安なときは、成績照会システムや履修要項、教務窓口からの連絡を見直しておくと安心です。
「卒業見込み」と表示されていても、最終的な判定や発表の日程は大学ごとに異なるため、案内されている時期を確認しておきましょう。
出席が必要な行事や手続きがないか大学の案内は確認する
卒業式そのものは任意参加であっても、卒業前後に確認しておきたい手続きが案内されることがあります。
特に、学位記の受け取り方法は大学によって異なり、式典会場で配布される場合、後日に学部窓口で受け取る場合、本人確認のうえ郵送される場合などがあります。
欠席する予定なら、「出席しない場合に何をすればよいか」を早めに確認しておくと、直前に慌てずに済みます。
- 学位記・卒業証書の受け取り日時と場所
- 郵送を希望する場合の申請方法や送付先登録
- 卒業証明書・成績証明書が必要になった際の取得方法
- 学生証、図書館資料、ロッカーなどの返却期限
- 大学のメールアドレスや学内システムを利用できる期限
- 学部・学科から個別に届いている連絡の有無
卒業式に出ない場合でも、学位記は就職や進学などの場面で保管しておきたい大切な書類です。
受け取りの期限を過ぎると、窓口での対応や郵送に追加の確認が必要になることもあるため、案内を保存しておくとよいでしょう。
また、学部・学科ごとに記念品の配布や写真撮影、簡単な集まりなどが予定されていることもあります。
参加が必須かどうか、欠席時に連絡が必要かどうかは一律ではないため、大学公式サイト、学生ポータル、大学メールを確認するのが確実です。
不明な点が残るときは、教務課や所属学部の窓口に「卒業式を欠席する場合の学位記の受け取り方法を知りたい」と問い合わせれば、必要な手順を案内してもらえます。
卒業式に行かない主な理由は人間関係・日程・費用の負担

大学卒業式に行かない理由は、人それぞれですが、人間関係への不安・ほかの予定・出席にかかる費用が大きなきっかけになりやすいです。
「卒業式なのだから出るべき」と感じる必要はなく、式典に対して自分がどのような時間や意味を求めるかによって、気持ちは変わります。
行きたくないと思う理由が一つでもあることは、決して不自然ではありません。
友達がいないため一人で参加することに不安がある
卒業式と聞くと、友達同士で写真を撮ったり、式のあとに食事へ行ったりするイメージを持つ人も多いでしょう。
そのため、学内に親しい友達がいない場合や、以前の人間関係に気まずさが残っている場合には、会場へ行くこと自体が負担に感じられることがあります。
周囲が楽しそうに見えそうで落ち着かない、知り合いに会ったときの会話が不安、といった気持ちもよくあるものです。
特に、授業がオンライン中心だった人、ゼミやサークルへの参加が少なかった人は、大学生活のつながりが薄いまま卒業を迎えることもあります。
「友達と過ごすイベント」という印象が強いほど、参加のハードルが上がりやすいといえます。
ただし、卒業式への気持ちは友達の人数だけで決まるものではありません。
式典の雰囲気を一度見ておきたい、大学生活の最後を自分なりに見届けたいという思いがある人もいます。
就職準備や引っ越し、仕事などの予定を優先したい
卒業式の時期は、就職や進学、新生活の準備が重なりやすいタイミングです。
引っ越しの日程、入社前の研修、資格試験、アルバイトや仕事の都合などがあり、式典のために時間を確保しにくい人もいます。
遠方に住んでいる場合は、移動に半日以上かかることもあり、当日の数時間だけでは済まない点が負担になることがあります。
また、卒業旅行や家族との予定など、限られた休みを別のことに使いたいと考える人もいるでしょう。
予定が重なったときに負担を感じやすい場面には、次のようなものがあります。
- 新居への入居日や荷物の搬入日が近い。
- 就職先・進学先での手続きや準備がある。
- シフト勤務や短期の仕事を簡単には休めない。
- 実家と大学の所在地が離れていて移動時間が長い。
- 同じ時期に大切な予定や体調管理を優先したい。
卒業式の日程は変更しにくいため、ほかの予定との両立が難しいと感じるのは自然なことです。
とくに新生活前はやることが多く、式典に参加するための準備まで手が回らないというケースもあります。
袴やスーツ、交通費にお金をかけたくない
卒業式への出席には、服装や移動に関する費用がかかる場合があります。
袴を着る場合はレンタルや着付け、ヘアセットなどが必要になることがあり、スーツでも靴やバッグ、身だしなみを整えるための出費が生じることがあります。
実家から会場へ向かう人なら、新幹線や飛行機、宿泊の費用まで考える必要があるかもしれません。
卒業を控えた時期は、引っ越し費用、生活用品、就職後に必要なものなどにもお金がかかりやすい時期です。
そのため、式典への出費を優先しない考え方もあります。
| 負担になりやすい項目 | 考えやすいこと |
|---|---|
| 服装 | 袴・スーツ・靴・バッグなどを新たに用意する必要があるか。 |
| 身支度 | 着付けやヘアセットなどの予約が必要か。 |
| 交通 | 往復の交通費や、移動にかかる時間を確保できるか。 |
| 宿泊 | 遠方の場合に前泊・後泊が必要になるか。 |
「せっかくの卒業式だから」と無理に出費を増やさなくてもよいと考える人がいるのは、ごく自然なことです。
周囲と同じ服装にすることよりも、自分の生活やこれから必要になるお金を大切にしたいという気持ちも尊重できます。
式典そのものに必要性を感じない
卒業式の式典内容にあまり興味が持てず、参加する意味を感じにくい人もいます。
学位授与や祝辞などの進行を見守るより、普段どおりに過ごしたい、別の形で卒業の区切りをつけたいと思うこともあるでしょう。
大学生活への思い入れが強くない場合や、すでに気持ちが次の環境へ向いている場合には、式典が自分に必要な行事だと感じにくいことがあります。
また、大人数が集まる空間や長時間の式典が得意ではなく、疲れそうだと感じる人もいます。
卒業という出来事の受け止め方は、華やかな場に参加することだけではありません。
自分にとって納得できる区切りの形を考えたいという気持ちが、欠席を考える理由になることもあります。
卒業式を欠席して後悔するかは思い出や区切りを重視するかで変わる

卒業式を欠席して後悔するかどうかは、式典そのものよりも、大学生活の思い出や卒業の区切りをどれくらい大切にしたいかによって変わります。
出席しなかったことが気になりやすい人もいれば、参加しなくても自分らしく卒業を受け止められる人もいます。
周囲の選択ではなく、自分が数年後にどんな場面を思い出したいかを考えることが大切です。
欠席後に後悔しやすいケース
欠席後に気持ちが揺れやすいのは、「行きたかったけれど、何となく行かなかった」と感じる場合です。
卒業式当日の写真や友人の投稿を見たときに、自分だけがその場にいなかったことを寂しく思うことがあります。
とくに、大学生活で仲良くしていた友人やお世話になった先生がいる場合は、最後に顔を合わせる機会を逃したように感じるかもしれません。
また、卒業した実感がわくきっかけを求めている人も、式典を終えた人の話を聞いてから「参加してみればよかった」と思うことがあります。
| 後から気になりやすい気持ち | 卒業式との関わり |
|---|---|
| 友人との写真を残したかった | 当日に集まる機会があると、思い出を形にしやすいためです。 |
| 先生に直接あいさつをしたかった | 在学中の感謝を伝える最後の機会になることがあります。 |
| 学生生活の終わりを実感したかった | 式典や卒業生の姿が、気持ちの切り替えにつながる場合があります。 |
| みんなが参加する様子が気になる | 自分の意思よりも周囲に合わせて欠席すると、迷いが残りやすくなります。 |
ただし、このような気持ちがありそうだからといって、必ず出席しなければならないわけではありません。
卒業の思い出は式典だけでつくられるものではなく、友人との食事や写真、家でゆっくり振り返る時間にも残せます。
大切なのは、本当は参加したい気持ちを、自分で見過ごさないことです。
欠席しても後悔しにくいケース
欠席しても後悔しにくいのは、式典に参加しない理由と、その日の過ごし方に自分なりの納得がある場合です。
たとえば、大学生活の区切りはすでにつけられていると感じていたり、仲のよい人とは別日に会う予定があったりすると、式典への心残りは小さくなりやすいでしょう。
大人数の場よりも落ち着いた時間を過ごすほうが自分に合う人にとっては、欠席が自然な選択になることもあります。
「卒業式に出ない=卒業を大切にしていない」ということではありません。
自分が納得できる形で大学生活を振り返れれば、式典に出席しなくても前向きに次の生活へ進めることがあります。
- 式典そのものへの関心があまり強くない
- 大学生活の思い出を、すでに別の形で残せている
- 会いたい友人や先生とは、別の機会に話せる
- 卒業の節目を、静かに受け止めたいと感じている
- 欠席した当日の過ごし方にも納得できている
こうした気持ちがはっきりしているなら、欠席を選んだあとも「自分に合う過ごし方だった」と受け止めやすいでしょう。
反対に、少しでも迷いが強い場合は、式典に出るかどうかだけではなく、卒業の思い出をどう残したいかに目を向けてみると気持ちが整理しやすくなります。
出席することで得られる思い出や再会の機会
卒業式に出席する魅力は、式典の内容そのものだけでなく、学生として過ごした最後の一日を共有できることにあります。
普段はあまり話さなかった同級生と偶然会えたり、ゼミやサークルの仲間と写真を撮れたりすることもあるでしょう。
卒業後は住む場所や働く環境が変わり、同じメンバーが自然に集まる機会は少なくなりやすいため、当日の再会が印象に残る人もいます。
キャンパスや会場の雰囲気、卒業生として名前を呼ばれる場面、友人の晴れやかな姿などは、後から写真を見返したときにも大学生活を思い出すきっかけになります。
| 出席して得られやすいこと | 感じ方の例 |
|---|---|
| 友人との記念写真 | 学生時代の関係を形として残しやすいです。 |
| 先生や先輩後輩とのあいさつ | 感謝や応援の言葉を直接交わせることがあります。 |
| 偶然の再会 | 懐かしい人との短い会話が、思い出になる場合があります。 |
| 卒業の実感 | 会場の空気を通して、新しい生活への気持ちが整うことがあります。 |
もちろん、出席したからといって必ず特別な出来事があるとは限りません。
それでも、「あのときの雰囲気を見ておきたい」「最後に大学の空気を感じたい」と思うなら、参加する時間には意味を見いだしやすいでしょう。
卒業式を思い出として残したい気持ちがあるかどうかを、自分の本音に近いところで考えることが、後から納得につながります。
友達がいなくても一人で参加しやすい方法はある

卒業式は、友達とずっと行動しなければ参加できないイベントではありません。
式典だけ出る、家族との写真を目的にする、必要な行事だけ参加するなど、自分に合う過ごし方を選べば、一人でも気負わず参加しやすくなります。
「一人でいる時間が気まずそう」という不安は、当日の行動をあらかじめ決めておくことで小さくできます。
| 参加の仕方 | 向いている人 | 当日のイメージ |
|---|---|---|
| 式典だけ出席する | 長時間会場にいたくない人 | 開式に合わせて到着し、終了後にそのまま帰る |
| 家族と写真を撮る | 記念を残したい人 | 式典の前後に家族と合流して撮影する |
| 必要な行事だけ参加する | 参加したい場面が決まっている人 | 学部別行事などに絞って顔を出す |
式典だけ出席して早めに帰る
一人での参加に不安があるなら、「式典を見届けたら帰る」と最初から決めておく方法が取り入れやすいです。
卒業式は参加者が多く、受付や入場、着席の場面ではそれぞれが自分の準備をしているため、一人で行動していても目立ちにくいでしょう。
会場では、周囲の会話に無理に加わらなくても、案内に沿って移動し、式典を静かに見るだけで十分です。
終了後に写真撮影や食事の予定がある人もいますが、全員が同じ流れで過ごすわけではありません。
式典終了後は混雑する前に帰ると決めておけば、誰かを探したり、予定を合わせたりする負担も減らせます。
服装や持ち物を前日までに整え、会場までの経路と開始時刻を確認しておくと、当日も落ち着いて動きやすくなります。
- 開始時刻の少し前に到着するようにする。
- 受付から座席までの案内を事前に確認しておく。
- 終わった後の移動手段を決めておく。
- 写真を撮りたい場所があれば、混雑しそうな時間帯を避ける。
「最後まで残らなければならない」と考えず、出席する時間を自分で区切ることが、一人参加のハードルを下げるポイントです。
家族と写真を撮ることを目的に参加する
友達と過ごす予定がなくても、家族と写真を撮ることを目的にすると、当日の楽しみを作りやすくなります。
式典の前後に家族と会場付近で待ち合わせれば、一人でいる時間を必要以上に気にせずに済むでしょう。
卒業式らしい服装で撮る写真は、大学生活の節目を残す一枚になりやすく、後から見返したときにも当日の記憶につながります。
撮影は会場の看板やキャンパス内の思い出の場所など、大学らしさが伝わる場所を選ぶと自然です。
ただし、人気の撮影スポットは混み合うことがあるため、撮影場所を一つか二つに絞ると、慌ただしくなりにくいです。
家族が来られない場合でも、スマートフォンのセルフタイマーを使ったり、空いている場所で自分の姿を残したりする方法があります。
誰かと比べて華やかな写真を撮る必要はなく、自分が納得できる形で記録を残せれば十分です。
学部別行事など必要な部分だけ参加する
大学全体の式典とは別に、学部や学科、ゼミなどで短い行事が予定される場合は、参加したい部分だけを選ぶ方法もあります。
たとえば、先生へのあいさつをしたい、学部の雰囲気だけ見たいといった目的があるなら、その時間に合わせて行動するとよいでしょう。
大人数の式典よりも、関わりのあった先生や学生が集まる場のほうが、短時間でも参加しやすいと感じる人もいます。
反対に、特に参加したい場面がなければ、すべての予定に合わせようとしなくても大丈夫です。
「自分にとって必要な時間だけ行く」という考え方なら、周囲に合わせすぎず、気持ちの負担を抑えやすくなります。
当日の流れが分からないと不安になりやすいため、大学から届く案内や学部の連絡を見て、時間と場所をメモしておくと安心です。
一人で参加することは、寂しい選択とは限りません。
自分が落ち着いて過ごせる範囲を決めておけば、卒業式を自分らしい形で迎えやすくなります。
欠席は親不孝とは限らず家族と気持ちを共有することが大切

大学卒業式に出席しないことだけで、親不孝だと決まるわけではありません。
大切なのは、欠席したい気持ちを一方的に抱え込まず、家族が卒業式をどう受け止めているかも聞きながら話し合うことです。
式典への参加とは別の形でも、これまで支えてくれた家族に感謝を伝えたり、卒業を一緒に喜んだりする機会はつくれます。
出席しない理由を早めに伝える
家族が卒業式への出席を楽しみにしている場合、直前になって「行かないことにした」と伝えると、驚かせたり心配させたりすることがあります。
欠席の気持ちがあるなら、結論が完全に決まっていない段階でも、早めに自分の考えを話しておくと安心です。
たとえば、「式典そのものは自分には負担が大きそうで迷っている」「卒業したことは嬉しいけれど、大人数の場に長くいるのは苦手」といったように、気持ちを具体的に伝えると理解してもらいやすくなります。
「行きたくない」だけで終わらせず、なぜそう感じるのかを自分の言葉で補うことがポイントです。
家族から「せっかくだから出たら」と言われたとしても、それは卒業を祝いたい気持ちや、晴れ姿を見たい気持ちから出ていることがあります。
すぐに否定されたと受け取らず、まずは家族の思いも聞いてみると、落ち着いて会話を続けやすくなります。
- 卒業式に対して今どのように感じているかを伝える。
- 欠席を考えている理由を、責める言い方にならないように説明する。
- 家族が式典に期待していることや、心配していることを聞く。
- 卒業を祝う別の機会をつくれるか相談する。
家族と意見が違っても、必ずしもどちらかが間違っているわけではありません。
卒業式を大切な節目と感じる人もいれば、卒業そのものを自分なりに静かに受け止めたい人もいます。
気持ちを共有する時間を持つことが、後から「何も話さないまま終わってしまった」と感じないためにも役立ちます。
記念写真や食事など別の形で卒業を祝う
卒業式を欠席しても、家族と卒業を祝う方法は一つではありません。
たとえば、都合のよい日に写真を撮ったり、一緒に食事をしたり、家でゆっくり話したりするだけでも、思い出に残る時間になります。
華やかなイベントを用意しなくても、「卒業おめでとう」と言い合える時間をつくることには十分な意味があります。
家族が晴れ姿を見たいと思っているなら、卒業式当日でなくても、手持ちのきれいな服で写真を撮る方法があります。
写真館を利用するほか、自宅の近くや思い出のある場所で自然な写真を残すのもよいでしょう。
卒業証書や大学生活で使ったものをそばに置いて撮影すると、式典に出席しなくても節目らしさを感じやすくなります。
| 祝い方 | 向いている場面 |
|---|---|
| 家族で食事をする | ゆっくり近況や感謝を伝えたいとき |
| 記念写真を撮る | 形に残る思い出をつくりたいとき |
| 自宅で小さくお祝いする | 遠出や人混みを避けて過ごしたいとき |
| 手紙やメッセージを渡す | 対面では感謝を言葉にしにくいとき |
特に、進学や就職などで生活環境が変わる予定がある人にとっては、卒業前後に家族と過ごす時間そのものが貴重になることもあります。
「式に出なかったから何もしない」ではなく、自分たちに合うお祝い方を選べば、家族も卒業を実感しやすくなります。
家族の希望も聞いたうえで自分が納得できる選択をする
卒業式について家族の希望を聞くことは大切ですが、家族の期待だけで無理に参加を決める必要はありません。
当日を過ごすのは自分自身なので、自分の気持ちを置き去りにしないことも同じくらい大切です。
一方で、「家族が楽しみにしていたことを後から知った」とならないよう、気持ちを確認してから考えると納得感が残りやすくなります。
話し合うときは、次のように考えを整理しておくと伝えやすくなります。
- 自分は卒業式について何が負担なのか、または何を大切にしたいのかを考える。
- 家族が卒業式に参加してほしい理由や、卒業をどう祝いたいかを聞く。
- お互いが受け入れやすい過ごし方がないかを探す。
- 話し合ったうえで、自分が責任を持って選べる形にする。
たとえば、家族は写真を撮りたいだけで、式典への参加までは強く望んでいないかもしれません。
反対に、家族にとっては卒業式が長年楽しみにしてきた行事ということもあります。
相手の希望を知ることで、欠席か出席かを単純に分けるのではなく、それぞれの気持ちを大切にできる着地点を見つけやすくなります。
卒業は、学生生活を終える本人にとっての節目であると同時に、見守ってきた家族にとっても感慨深い出来事です。
だからこそ、式典に出るかどうかだけで親孝行かどうかを判断せず、感謝や今の気持ちを言葉にして伝えることを意識してみてください。
出席か欠席かは気持ち・費用・予定を比べて決める

卒業式に出席するか迷うときは、「行くべきか」だけで考えず、自分の気持ち・必要な費用・当日の予定を並べて比べるのがおすすめです。
周囲の選択に合わせるよりも、自分にとって納得できる条件がそろっているかを確認すると、決めたあとに気持ちが揺れにくくなります。
出席にも欠席にも、その人なりの自然な理由があります。
| 確認したいこと | 出席を前向きに考えやすい目安 | 欠席を考えてもよい目安 |
|---|---|---|
| 気持ち | 節目の雰囲気を味わいたい | 参加を想像すると負担感が強い |
| 費用 | 準備費用を無理なく用意できる | 生活費や新生活の準備を優先したい |
| 予定 | 移動や準備を含めて余裕がある | 引っ越しや仕事の予定と重なっている |
数年後に写真や思い出を残したいか考える
卒業式の価値は、式典そのものよりも、学生生活の終わりを自分の中でどう残したいかによって変わります。
数年後に写真を見返したとき、キャンパスや式典会場の景色を残しておきたいと思えそうなら、参加する意味を感じやすいでしょう。
一方で、思い出は式典に出席しなければ作れないものではありません。
仲のよい人と別日に食事をしたり、大学周辺を散歩したり、自分らしい服装で写真を撮ったりする方法でも、卒業の節目を形にできます。
「卒業式に出るか」ではなく、「卒業をどんな記憶として残したいか」を考えてみてください。
- 大学生活の最後にキャンパスの雰囲気を味わいたいか
- 式典らしい服装の写真を残したいか
- 同級生や先生と会えたらうれしいか
- 別の日に自分なりのお祝いをすれば満足できそうか
袴やスーツにかかる費用と参加したい気持ちを比べる
卒業式への参加には、服装だけでなく、着付けやヘアセット、交通費、写真代などがかかることがあります。
華やかな袴に憧れがあっても、準備費用が大きな負担になるなら、無理をしない選択も大切です。
反対に、以前から袴やスーツで卒業写真を撮ることを楽しみにしていたなら、費用を確認したうえで参加の方法を考える価値があります。
大切なのは、周りがどのような服装を選ぶかではなく、自分が払う費用に納得できるかです。
| 費用を考える項目 | 確認するポイント |
|---|---|
| 服装 | 手持ちのスーツで参加できるか、借りる必要があるか |
| 身支度 | 着付けやヘアセットを希望するか |
| 移動 | 交通費や宿泊費が必要か |
| 記念 | 写真撮影や食事にどの程度使いたいか |
費用を抑えながら参加したい場合は、手持ちの服を活用したり、写真は自分のスマートフォンで残したりと、希望に優先順位をつける方法があります。
「袴を着なければ参加する意味がない」と決めつけず、自分に合う参加の形を探してみるとよいでしょう。
就職準備や引っ越しとの日程を整理する
卒業前後は、就職先の準備、引っ越し、アルバイト、資格の手続きなどが重なりやすい時期です。
卒業式当日の数時間だけでなく、前日の移動や服装の準備、翌日の予定まで含めて考えると、参加しやすさを判断しやすくなります。
予定が詰まっているときは、カレンダーに必要な作業を書き出して、卒業式に使える時間と体力を確認してみてください。
- 卒業式の日付と開始時刻を確認する
- 移動や身支度に必要な時間を書き出す
- 引っ越しや勤務開始に関わる予定を並べる
- 日程を調整した場合に無理がないか考える
参加したい気持ちがあるのに予定だけが障害になっている場合は、早めに準備を進めることで選択肢が広がることもあります。
ただし、生活の基盤づくりを急ぐ時期でもあるため、卒業式のためにほかの大切な予定まで無理に動かす必要はありません。
迷う場合は式典だけ参加する選択肢も検討する
出席か欠席かを二択で決めにくいときは、式典だけ参加して、その後の集まりには出ないという選択肢もあります。
式典に短時間参加できれば、会場の空気を感じたり、記念写真を撮ったりしながら、予定や出費を抑えやすくなります。
反対に、式典には出ず、前後の時間に会いたい人とだけ会う形を選ぶこともできます。
すべてに参加しようとすると負担に感じやすいため、自分が「ここだけは大切にしたい」と思う部分を選ぶことがポイントです。
気持ち、費用、予定を書き出しても迷いが残るなら、参加した場合と欠席した場合の当日をそれぞれ想像して、より落ち着いて過ごせそうな方を選んでみてください。
卒業式を欠席するなら大学への連絡と学位記の受け取り方法を確認する

卒業式を欠席する場合は、大学から欠席連絡を求められているか、そして学位記や卒業証書をいつ・どこで受け取るかを事前に確認しておくことが大切です。
式典に参加しなくても卒業に必要な条件を満たしていれば手続きが進むケースが多い一方で、学位記の受け取りや学生証の返却には期限・方法が決められていることがあります。
大学の公式サイト、学生ポータル、お知らせメールを確認し、不明な点は教務窓口などに早めに問い合わせましょう。
欠席連絡が必要か大学の案内で確認する
卒業式の欠席連絡が必要かどうかは、大学や学部、式典の運営方法によって異なります。
出欠確認を行う大学では、案内に記載されたフォームや連絡先から、指定期限までに回答する必要がある場合があります。
一方で、式典への出欠連絡が不要な大学もあるため、周囲の話だけで判断せず、必ず自分の大学の案内を確認してください。
連絡が必要な場合は、理由を細かく伝えようとせず、欠席する旨と氏名・学籍番号など、案内で求められた内容を簡潔に伝えれば十分です。
- 大学公式サイトの卒業式ページ
- 学生ポータルに届いているお知らせ
- 大学からのメールや郵送物
- 所属学部・研究科の事務室からの案内
案内を見つけられないときは、教務担当の窓口へ「卒業式を欠席する場合の手続きを確認したい」と問い合わせるとスムーズです。
卒業式当日が近づいてからでは対応しにくい手続きもあるため、確認は早めがおすすめです。
学位記や卒業証書を窓口または郵送で受け取る
卒業式を欠席する場合でも、学位記や卒業証書は別の方法で受け取れることが一般的です。
受け取り方は、大学窓口での受け取り、指定住所への郵送、代理人による受け取りなどが考えられます。
ただし、対応している方法や必要書類は大学ごとに異なるため、希望する受け取り方が可能かを確認しましょう。
| 受け取り方法 | 確認したいこと |
|---|---|
| 大学窓口で受け取る | 受取期間、開室時間、本人確認書類、予約の要否 |
| 郵送で受け取る | 申請期限、送付先住所、送料負担、発送予定時期 |
| 代理人が受け取る | 委任状、代理人の本人確認書類、本人の学生証や写しの扱い |
引っ越しを予定している人は、郵送先として登録されている住所が現在の住所と合っているかも確認しておくと安心です。
大学によっては、一定期間を過ぎると学位記の保管場所や受け取り窓口が変わることもあります。
大切な書類なので、受け取りの期限、必要な持ち物、連絡先をメモやカレンダーに残しておきましょう。
学生証の返却や貸与品など卒業前後の手続きを済ませる
卒業式に出席しない場合は、式典当日に案内されることのある返却手続きを、自分で忘れずに進める必要があります。
代表的なものには学生証、図書館の本、研究室やサークルで借りた物品、ロッカーの鍵などがあります。
返却が必要なものは所属や利用状況によって異なるため、卒業関連の案内に加えて、図書館や研究室からの連絡も確認するとよいでしょう。
- 学生証の返却方法と返却期限を確認する
- 図書館の貸出状況と延滞がないかを確認する
- 研究室・学部・サークルから借りた物を返す
- 大学に登録している住所や連絡先を見直す
- 必要な証明書があれば卒業前に発行方法を確認する
学生証は卒業後に利用できなくなることが多いため、返却を求められている場合は案内に従って対応しましょう。
また、卒業後に成績証明書や卒業証明書が必要になる可能性もあるため、申請窓口やオンライン申請の有無を把握しておくと役立ちます。
欠席を決めた後は、「連絡」「学位記の受け取り」「返却物」の3点を確認すれば、落ち着いて卒業の日を迎えやすくなります。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 大学卒業式に行かない人は1〜2割程度と紹介されることがありますが、全国一律の公的な統計はありません。
- 卒業式を欠席しても、必要な卒業要件を満たしていれば、通常は卒業資格や成績に影響しません。
- 欠席を考える理由には、人間関係の不安、日程の都合、衣装や交通費などの費用負担があります。
- 後悔するかどうかは、式典そのものより卒業の区切りや思い出をどれくらい大切にしたいかで変わります。
- 友達がいなくても、式典だけ参加する、家族と写真を撮るなど、自分に合う参加方法を選べます。
- 欠席する場合も、家族の気持ちを聞きながら卒業を祝う別の機会をつくることが大切です。
- 出席か欠席かは、気持ち・費用・当日の予定を比べて、納得できる選択を考えましょう。
- 欠席を決めたら、大学への連絡の要否や学位記の受け取り方法を必ず確認しましょう。
卒業式に行くか迷うのは、大学生活を自分なりに大切にしてきたからこそ生まれる自然な気持ちです。
周りが出席するかどうかではなく、数年後の自分がどんな卒業の形なら納得できそうかを想像してみてください。
少しでも式典や写真に心が動くなら、短時間だけ参加する選択もあります。
反対に、欠席を選ぶなら必要な手続きを済ませ、家族や自分自身のために卒業を感じられる時間をつくるとよいでしょう。
あなたが安心して、新しい一歩を踏み出せる選択になることがいちばん大切です。
